カテゴリー
暮らし

紙で手作り 工夫を楽しむレシピ集

17Z1-049 北之 茉奈
あらゆる物が機械任せになりあらゆる物が大量生産され、
販売されるようになってきたこの時代。自分で作るという機会が減ってきているのではないだろうか。私は自分で作ることにより手作りの魅力に気づいた。その魅力や価値を少しでも多くの人に伝えていきたいと考え、紙という素材を活かした様々なアイディアを発信したいと考えている。
贈る作る雑貨
プレゼン動画を見る!

手作りはトレーニングになる

1、手作りの意味
手作りとはハンドメイドとも言う。
国語辞典では、機械を使わないで手で作る事。店で買わないで、自分の手で作る事と書かれている。機械ではなく、手で作るものであれば仮に工具や作製キットを使って作る物でも、手作りと呼ぶことができる。
2、手作りの大きなメリットである価値と効果
手作りが持つ価値は3つある。
・唯一無二であること
・デザインから作成までオリジナルであること
・作品には作家の思いを込めることができる
手作りが作者にもたらす効果
・忍耐力や集中力を養うことができる
・思考力や想像力が育まれる
・手先のトレーニングになる
・空間認知力が鍛えられる
・コミュニケーション能力が鍛えられる
以上の5点の効果ある。この効果は研ぎ澄まされた感覚が満ち溢れている子供の時期、とても重要視されてきた。しかし、大人になってからでも遅くはなく、手作りを続けることにより発想力は鍛えることができる。

「手作り」に対する意識や実態を調査
全体50%以上が興味あり
ベルメゾン生活スタイル研究所から

手作りの情報収集について調査
書籍や雑誌が60.6%
ベルメゾン生活スタイル研究所から

手作り版レシピ集

 私が考えている提案内容は手作り版のレシピ集である。本屋さんにはどのジャンルでもレシピ本が存在し、同じ料理本でも作者側によって作り方や工夫の仕方は違う。こういった料理本のように多くの人の作り方やアイディアを集め、1つの本にまとめようと考えている。多くの人からでたアイディアを集めることでより工夫できる選択肢を増やすことができる。
 また、日本には古くから年中行事というものが根付いている。クリスマスや母の日など。プレゼントを送る習慣や飾る習慣といった年中行事に合わせ、1月から12月までの月ごとに手作りの作品を転載したい。

本の内容
縦15cm横25cmの大きさで厚さは1cmほど。
全体のページ数は表紙と裏表紙を合わせて28ページ年中行事に合わせ、1月から12月でそれぞれの月ごとに見開き2ページで紹介

手作りにかける費用について調査
ベルメゾン生活スタイル研究所から

「身近にある素材=紙」で暮らしを豊かにする

 手作りは素晴らしい魅力が沢山あるが、手作りをするならば低コストで作りたいという人が多いのが現状。そこで私は、日本で最も使われている素材を調査した。
結果、紙という素材が最も多く消費されていることがわかった。最も多く消費されているということは最も手に入りやすい素材であるということがわかる。
 この紙を素材にし、手作りをすることでお金をかけることなく低コストで手作りができるのではないかと考えている。例として、折り紙や色画用紙はもちろん、牛乳パックやトイレットペーパーの芯といった身近にある紙を想定している。
 この提案をすることで、家庭からでるゴミを再利用、つまりリサイクルにもなる。より多くの人が身近な素材で手作りをすれば、ゴミの排出量も減るのではないだろうか。

資料:日本製紙連合会 紙の消費量

 

北之 茉奈

好きな授業
好きな授業はマンガデザイン。元々絵を描くことは好きだったが、この授業を通して絵を描くときはその場面のイメージを考えながら描くことが大事だと学んだ。

学部を振り返って
沢山の知識や技術を学べたことで商品やあらゆるデザインに対する見方が大きく変わった。また、何かを生み出す時多くの人の力が合わさってできているのかと改めて実感することができた。

学部で身につけた力
1つ目は、状況を分析し可能性を出し合う、その可能性の中から可能にできるものを見極めること。これらを順序立てて考える事ができる様になったこと。2つ目は、技術を学べた事。IllustratorやPhotoshop等の操作方法が学べたことは大きい。