カテゴリー
カルチャー

カースタイリングとデザイン

17Z1-108 比留間 祐登
明星大学デザイン学部でデザインを学んできた。
自身の好きな自動車とデザインの関係を結びつけるため
「カースタイリングとデザイン」というテーマに決め、研
究を進めた。昔の魅力的だった自動車のデザインや今の車
にないデザインの躍動感を自分なりに調査や研究をした。
キャラクター心理大人
プレゼン動画を見る!

デザインに魅力を感じないこの頃の車.....

 最近の車には「視覚的に魅力がない」と、言った声を聞く。それはなぜだろうか?デザイン的な意味で魅力がないという意味だ。なぜかというと、多種類な車種が存在するのだがどこか似たり寄ったりなデザインであったり、印象に残らないデザインでなんの躍動感も感じることもなく記憶に残らないデザインであるのは確かなことだ。
 車は便利であってほしいし、それでいて恰好良くもありどことなく可愛げもありオシャレで性能が最高に良いと言うことも良いのであるが、どこかが欠けてしまうのはちょっと惜しい。流行というのもあるが、今の縦に立ち上がった特に軽自動車の「N-BOX」やホンダ「バモス」などに当てはまるのであるが、昔からの主観から見れば受けは良くないだろう。何せ昔のスタイルは車高が低く、流線型で空気抵抗がなく走りもよくデザインがよいのだから。最高ではないか。

表の説明、60年代〜2010年代スタイリングの変遷。(筆者作成)
1960年代から2010年代の自動車のデザインの変遷を表にまとめた。
セダン、クーぺ、SUV、とジャンルに分け視認性を重視し一目瞭然に確認できるよう工夫をした。

HONDA N-ONE(エヌワン)

 私が調査や分析を進めて行くうちにあることを閃いたこと。昔には昔の良い持ち味を少々入れ、同様に新しい斬新的なデザインを取り入れブレンドをすると新たな価値が生まれると思う。必ずしも最近の車のデザインが悪いとは限らない。むしろ機能を優先したスタイルでもあるので、いいことかもしれない。しかしデザインに対しては不満が多い。しかし、それさえも忘れさせてくれる自動車が存在した。ホンダのエヌワンだ。とても時代の中性的なデザインを感じるスタイルだ。どんな年代の方が乗っても、男性、女性でも抵抗感を感じないデザインではないだろうか。

筆者がデザインしたカースタイリング

 こちらは私がデザインした車だ。デザインに関しては「ホンダZ360」と「ホンダエヌワン」をベースにし、ペルソナを考えデザインした。全体的に円を基調として、意味のないキャラクターライン満載のこの頃の車に対抗したシンプルで誰にも好かれる形の車だ。また、どこか癖になるかのような独特なフォルムにもした。
①ドアノブ;丸みを帯びさせた遊び心ある個性的なデザインにソフ
 トで柔らかい可愛らしい印象をもたらす。
②ドアミラー;ドアノブと同じデザイン。
③ホイールキャップ;ニコニコした可愛らしいデザインで車に対す
 る愛着感が一層湧く!遊び心を入れる!見て飽きない。
④Cピラー;Rを描いたCピラーのデザインはあまりないだろう円
 を基調にしてるため、デザインが良い。

比留間 祐登

好きな授業
私が好きな授業は、「平面構成」です。自分の感性や芸術センスを作品で表現できることは私にとって楽しかったです。また、完成した作品を先生に評価して貰う時は「どんなコメントがあるのだろうか?」と、いうワクワクした気分も覚えています。

学部を振り返って
幅広くデザインの知識や技術を習得できることに魅力を感じこの学部に入学しました。授業内容全体としては、広く浅くなので特化するという点では物足りなかったと思います。ですが、行動次第では能力を特化することは可能です。

学部で身につけた力
文章力です。この学部では作ったモノ(作品・商品)を正確に言葉や文で伝えることをモットーにしていたように感じます。文章構成が下手な私は、厳しい先生からは扱かれましたが、そのお陰か苦手意識が無くなりました。