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教育

より良い高等教育の学び方

17Z1-009 石田 雄哉
本研究は、年々大学進学率が増加しているのにも関わらず、少子化の影響により進学人数は低下している。自身の大学生活を振り返ることにより、その価値と必要性を再認識し、これから大学進学を志す人達へ向けてその価値を示すことが重要である。また、より良い高等教育の選び方を新たに提案し、問題解決の糸口へと繋げるのが狙いである。
大学(学生)社会
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大学はどの段階から意識され始めるのか

アンケート結果から分かったことは、高等教育を意識始める時期として、最も多いのが高校2年生〜3年生であること。高等教育への進学理由として最も多いのが就職と学びたい学問があるということだ。また、進学理由については、学部によって大きく異なるということも分かった。今回の目的の一つである、より良い高等教育機関の選び方という点から見て、高等教育機関を意識し始める時期をこれ以上改善するのは、不必要だと感じた。
 理由として、中学校などの義務教育時代から、高等教育機関を志している人の将来設計には、国家資格が絡んでくる仕事が目立ち、しっかりと将来のことを考えて過ごしていることが明白だからだ。なので今回は、最も多かった、高校2年生〜3年生をターゲットに据えて後のことを考えていく。
進学理由として最も多かった、就職と学びたい学問があるについて考えてみる。所へ引き越したくなる。
 就職が最も多かった要因として考えられるのが、国家資格、大卒という学歴だ。多くの国家資格が、専門学校・短期大学・大学に通うことで試験が有利になったり、資格によっては卒業していることが条件になっていたりもする。教育学部であれば、多くの場合が教員免許取得を目指していたり、医学部であれば、医者や看護師の資格を目指して入学をしてくる。
 これらを取得し、その職業につくことも就職に含まれていると考えると、資格関係の取得を目指している学生は、今回の研究のターゲットに入れなくても良いと考えた。

https://www.biz-s.jp/tokyo-kanagawa/topics/meisei-201801/

大学進学を決める際にどうやって情報を収集していたか

アンケート結果にて回答数が多かったものが、大学のホームページとオープンキャどの大学もより自分の大学をよく見せるかを必死に取り繕っている。これは悪いことではなく、ごく自然なことであるある。学位という商品を購入させる過程や、その過程で同時に得られる副産物を良く見せることで入学につなげている。これらはコンビニに並んでいる食料品などのパッケージデザインと同じで、中身の価値をより良く消費者に伝えることを担っている。
 ホームページはそうでも、オープンキャンパスは実際の大学の雰囲気や成果物の展示、体験などができるので、良いのではないのか。という声が聞こえてきそうではあるが、これこそが大きな間違いと言える。
 オープンキャンパスというのは、いわゆるお祭りと言っても過言ではないと言える。長い準備期間ののちに、開催されるオープンキャンパスは、受験生を対象として、学内にて成績が優秀な生徒の成果物や、声を聞かされる。要は大学の綺麗な部分のみを抽出し受験生へ紹介している。何人の生徒が単位を落としているか、退学している、授業中居眠りをしているなどなど闇の部分は明かされない。成績が優れない者が登壇し、言葉を発することは絶対にないのだ。理由は簡単で、全ては大学の利益のため。存続の為だ。先ほども書いたように、これは悪いことではない。同じ中身でも、見栄えするパッケージの方が売れるように、外面は良いに越したことはない。ただし、今回の題材においては外面の良い情報は悪いものと定義し考える。

https://townphoto.net/tokyo/chuomeisei.html

より良い高騰教育の選び方

私は、これからの世代は、進学について勉強や情報収集手段などをもっと沢山勉強するべきだと思っている。高校側から余裕を持ってそのような機械を作り、大学の内側まで見えるよう、考えるべきだと私は思う。小学校から、高校3年生まで、役12年間を決まったカリキュラムで学んできた生徒たちに、翌年から自分で時間割を組み立て、責任を持って行動しろと言っても実感が湧かないのは当然のことであると言える。しかし、もっと早い段階で大学進学についての勉強や、進路選択の幅を広げられれば、より良い高等教育期間生活を送ることが出来る。
 このことから、定員割れによる、学費の増加問題を解決するためにも高校の段階から、高等教育へと実際に招き調べることを学校側から促すべきだと考える。今まで小学校から、高校3年生まで12年間勉強に励んでいた学生が、ホームページやパンフレットを見ただけで、その大学の情報を色々な角度でみて、進路を決めることなど出来るはずがないと思う。
 大学生活を送る中で、私は大学の授業に意味を見出せないと嘆く友人を何人も見てきた。彼らは共通して進路選択を十分検討できなかったと後悔していた。
 私はこれからの大学進学をする世代に彼らと同じ思いをさせたくないと思いこのような高等教育の選び方を提案する。

石田雄哉

好きな授業
好きな授業は「インテリアC」です。3D作業が特に大変でした。授業を選んだ理由は、建築関係の仕事がしたかったからです。この先も建築関係の仕事をしていきたいと思っています。

学部を振り返って
デザイン学部の同期は、私にとってかけがいのない宝物です。デザイン学部のみんながいたからこそ楽しい大学生活を送ることができました。楽しいお思い出をありがとう。

学部で身につけた力
私は入学する前は、人とコミュニケーションを取るのが苦手でした。デザイン学部に入り、企画表現演習のおかげで自分の思っていることを言葉にできるようになりました。